ハルのためなら【短編】
なんてことは今はいいのだ

それよりハルちゃんが先





「正兄、ハルちゃんが!お願いハルちゃんを探して」

「え、遥斗?なんかあったのか?」

「なんかあったみたいなの?だから、早くハルちゃんを見つけて」

「なにがあったの?とりあえず落ち着いて説明して」

まどかちゃんになだめられて少し落ち着いた私はさっきの電話のことを説明した




「遥斗がそんなこというなんてよっぽどのことがあったんだろう。わかった。署の連中に声かけてみよう」

正兄は私と13歳も年の離れたお兄ちゃん

そして、警察官をしている

こんなときは絶対頼りになると思ったんだ


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