Believe
中学卒業まで駆け足のように時間は過ぎていった

留学先も、高校も出発日も決まった。

けど・・私は卒業一週間前まで一人にも留学することを話さなかった。

消えちゃいたかったか・・。この息苦しい場所から。

そんなある日だった。友達に言われた一言・・。

「歩さぁー何か隠してない??」

「えっ?隠すって何をよ?」

「だって・・最近の歩、変だもん。いきなり中学卒業だからクラスの卒アル作ろうとか言い出したしてさ。めんどくさがりやなくせに。」

友達って凄いよね。見てないようで見てる。
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