song~君に送る歌~

生活

起きたと同時。

臭い匂いが・・・

「キャーお母さん!!!」

やっとその事実に気づいて慌てて起き上がった

「ん?どうしたの?幸歌」

あぁもう

「いつも料理しないでって言ってるでしょ!!?」

私の毎日は、これから始まる

お母さんへの説教

「あのねーお母さんは、料理が奇跡的に下手なんだから!!」

「うー幸歌~」

「子供みたいにすねないの!!」

お母さんの作っていたものは、目玉焼き・・・・?

「ねぇこれって目玉焼き?」

「そうよ♪いつもよりはうまく言ってるでしょ?」

その目玉焼き(自称)は、黄身がずれ、白身の部分は

茶色だった

「どうやったらこんなのに?」

「えっとーまってー思い出す・・・」

何で思い出す必要性が?

「タマゴを割ったら殻が入ってー」

誰にもある・・・・うん、ある

「とろうと思って、箸でがんばって取ってたら黄身ずれてー」

うん・・・誰にも・・・ある・・・よね?

「そうしてたら、時間がなくなったからー油を多くして、焼くのを早くしてたら・・・
こうなったいました☆」

「はぁ、もういいよ」

「ごめんね幸歌・・・」

「いいよ、だから明日からつくらないでね?」

「はぁい!」

目玉焼きでいいよね

片手でタマゴを割り二人分のご飯を作る

家にお父さんはいない

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