song~君に送る歌~
お母さんは社長

お父さんは無職

私が生まれたとき

そんな家族関係だった

「無責任な貴方となんかと一緒に居たくない」

私が7歳のとき二人は離婚した

そのとき大事な約束をした

奏くん

奏太くん

私の大事な人

引越しをするとき

やくそくしたの

「いつか絶対――――」




「遅刻するわよー」

「へ?」


お母さんのマイペースな声が聞こえた

時計を見ると・・・

6時

「あ」

今から着替えて、髪の毛セットして・・・・

「キャー」

遅刻するかも!!

全てのことを終え走り出す

「いってきます!!」

リビングにいるお母さんにも聞こえるように大声で言った

「はぁ・・・はぁ」

今は7時

ここから50分かかる

私はいつもローラーシューズで行くので、30分ぐらい?

になるんだけど

修理中

なんだよねー

「はぁはぁ」

ずっと走っていたから

おなか痛い

しばらく走ってから、時計を見た

7時半

どうしよ


遅刻・・・・・

「おい!乗れ!」

「え?」

見知らぬ顔がそこにあった
< 3 / 8 >

この作品をシェア

pagetop