至適彼氏
苦しくって、はーはー息してるあたし。
葛城君を見て一言。

「だって初めてだもん。」


やっぱりあたし、バカなのかもしれない。

まるで、マラソン完走した直後のようにまだ息が荒い。
力が出なく、動けない。


「いつまでブラ外してんの?触って欲しい?」

頭がグラグラになるくらい、首を振った。

苦しくって、そんなこと忘れてた。
触られてたまるか!!

葛城君が前にいるのも忘れて、ブラを直す。
お腹全開だなんて、気づかずに。


あれ…?
手が震えて、うまくつけられない。


「つけてやろうか?」

涼しい顔して、笑いながら言ってくる。


「だっ、大丈夫だもん!!」


無理矢理直していたら、葛城君の顔が近づいてきた。

こっ、今度は何する気…!?


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