20歳の私へ【短編】
     ―成人式―



「や〜ん愛魅ぃぃ!!!久し振り〜!!!結婚式いけなくてごめんね〜!?」


「あぁ!!香織〜!!大丈夫だよぉお!!ご祝儀も頂いちゃったし〜。」


「ハハ〜…アタシの結婚式にも来てよね〜!!」



その後も、こんなやりとりが続き

初のお酒を飲んだりと

たくさん楽しんだ。


タイムカプセルの連絡のハガキは

実家に届いたと電話が来たので

取りに行き確認した。

成人式の後小学校に集まるそうだ。

さすがに成人式では

皆を見つけることが難しく

後で小学校に行くのを待つ。

一樹はあれ以来

姿も見かけず

連絡も無い。


「あぁあ〜…いいなぁ愛魅はぁあ!!敦司君とどんだけ続いてんのよ〜??」


香織が、アタシの隣にいる敦司を

チラッと見ていった。


「小学校卒業からずっとだね〜。今まで付き合った人敦司だけだよぉ〜…」

「一筋なのねぇ…」


あははと笑いながら話していると

すぐに時は経った。


「ねぇ敦司、もうそろそろ小学校行こっかぁ?」

「だなぁ。皆ついてっかなぁ?」


アタシたちは

そんな話をしながら

一度家で着替え

小学校へ向かった。



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