アタシの彼氏は英雄者
*翌日*

咲「りおな、りおな、起きなさい!!!!!」

り「もう・・・やーだ」

咲「学校初日よ!!!!もう10分しかないのよ!!!」

り「・・・うそっ!?やばいよ、やばい!!!」

案の定、ちょっと寝坊しました

言うの忘れてたんですけど・・・

アタシ、すっごい

ドジなんです

り「行ってきーます」

アタシは急いで自転車を漕ぐ

まだ10分前だからなのか

あたりを見てみると

まだ桜美学園の制服を着た生徒が

歩いている

どうやら遅刻は防げたよう

一安心した

その時だった・・・



パッパー



車のクラクションが近くで鳴り響いた

その車が邪魔としているのは

他人ではない

自分だ


り「やっば!!!!!」


ガッシャン


アタシは目を瞑った

目の前は真っ暗で

なにも見えない・・・

終わりか・・・????うん??


運「ちゃんと左右みて漕げ!!!
  もう今の若いやつらは本当に・・・
  死んだらどーするんだ!」


なぜか運転手の怒鳴り散らしている

声が聞こえる

アタシはそっと目を開けた
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