大嫌いって言わないで
「はよ~」


教室に入ると、当然のように誰もいない


ま、そーだよな。まだ7:30だし。





俺の足は無意識に桜庭の席へ向かっていた



軽く机をノックするようにたたく



――コンコン



「何してるの?」



凛とした声が教室に響いた



驚いて振り返ると、そこにいたのは桜庭だった
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