青春ナイン
そう.俺と陽那は中2のときから付き合ってる
どっちからかは
まだ秘密やけど 笑
「え?」
陽那がちょっと困った顔したから
調子乗って続けた
「例えば...」
「た.たとえば?」
更衣室が一瞬静かになる
もう人の声も
足音すら聞こえへん
「ぎゅって抱きしめて
キスするとか?笑」
自分で言っといて
ちょっと恥ずかしくなった
自分.キャラ違ってるし...
「キス?」
「そう.キスして?笑」
俺は言って両腕を広げた
「え.あたしから?」
「当然やん!」
陽那はしばらくポカンと
口開けたまま固まってた
けど.我にかえって
真っ赤になってこたえた__
「__...無理っ」