見えない恋。


どこにいても私は、満たされていない。

何をしていても私は、満たされていない。





気が付くとチャットルームには、2・3人しか残っていなかった。

私はようやく入室する気になり、入室ボタンへマウスを動かした。



さち>こんばんわー^^



さちは本名。

いちいち違う名前を考えるのも面倒だったから。



みー>やっほーw

たか>おーさちw

ゆか>こんばんわー♪


さち>どもどもw

ゆか>あーっごめん落ち↓
   さち来たばっかなのに~・・・ごめんね!

たか>またきてなーw

みー>またね!w

さち>いや全然w またねw




そういってゆかはチャットルームを退室した。

私が来たからかな、と一瞬胸騒ぎがした。


でも深く考える前に、たかが私に話題をふった。



たか>なぁさち、みー彼氏いるんだってさw
   しかもチャット内でww

みー>それ言わないでっていったじゃん!!w



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