魔の宴 漆黒の舞台より

「まぁ…。それもそうだな…」


『だろぉ。つぅーかさぁ、もうちぃと驚けよぉ。面白くねぇぞぉ?』


「これでも十分に驚いてるつもりだ」


『ケケケ。つまんねぇー奴ぅ』


 この暗闇に不似合いな会話を続ける彼と誰か。

 とくに彼は、やたらテンションの高い誰かに呆れたような返事を返す。

 それでも誰かに返事を返すだけ、彼も会話を止める気はないようだ。


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