とおりゃんせ【短編】
「おばちゃん お札を納めて!」


良枝は 女の子に催促されながらも


黒い板をどこにかけたらよいのか


分からなかった



「ここだよ!」


良枝は きょろきょろしていたが


女の子にそう言われると


目の前に


柵があった


よく工事現場に置かれているような


黄色と黒のしましまで塗られた柵


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