とおりゃんせ【短編】
「…あぁ・・あぁ・・・」
そう言えば良枝も
公園に来る前に
『このさき とおせんぼ』
を見ていたのを思い出した
「思い出しましたか?
あなたはすでに死んでいるんです
この子の願いを叶えるために」
グレーのコートの男は
再び頭のついた女の子と
2人で立っていた
「おばちゃんのお葬式で
おばちゃんあっちの世界に行くでしょ?
私・・・おばちゃんに・・
一緒に連れて行ってもらいたくて・・・」