准教授 高野先生のこと
「ハリハリが終わったら、一旦紙袋にツメツメしますか?」
「そうですね。ただ、5部だけ重いものがあるので……」
「それ、分け分け(ワケワケ)したほうがいいですよね」
「そう、ですね……。おそらく送料が異なると思いますので」
「あっ、国際郵便になるものもワケワケしますね」
「おっと、そうでした。お願いできますか?」
「はいっ」
先生と私は、コツコツと地味に作業を続けた。
こんな作業、決しておもしろいわけないのに。
私は、すごくすごく楽しい気分になっていた。
あと一山増えても、どんど来いってくらい。
この時、たぶん、私はもう……