世界の終りに恋の歌を
日は傾きかけていました。

空の色が飴色に変わってゆきます。


王子は弟王子を見つけました。

弟王子は切り立った崖のすぐそばで海を眺めているようでした。

王子も弟王子も考えごとをする時や悲しい時、ひとりになりたい時などそこでこうして、よく海を眺めていたので、弟王子のその姿に少し安心しました。

王子は弟王子の横に立ちました。

そして、さっきの使者の話をしました。

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