しあわせ家族*゚
子供たちをお風呂に入れて寝かしつけてから、ドラマを観ようとリビングに行くと裕樹が真剣な顔してた。
「葵。ちょっと話ある。」
「ん?何?」
隣に座って向き合って目を見ながら話し出した。
「俺、お客さんに告白された。」
「え?」
「前からずっと好きだったって言われた。」
「もしかしてあの人?」
「分かるのか?」
「なんとなく気付いてた。」
「そっか。でもちゃんと断ったから。」
「わかってるよ。
でも……実際聞くと結構ツラい。」
「葵……。」
「ごめん。裕樹が悪い訳じゃないけど、今は一人になりたい。」
あたしは寝室へ向かった。