【短編】甘い強引彼氏。

体育の時間。

あたしは授業のマラソンでこけてしまい、すりむいたので保健室へと行った。

「失礼しまぁす」

誰もいない……

勝手に消毒しちゃっていいよね。


救急箱から消毒液やら色々出し、傷口を手当てした。

「よしっ」

手当てが終わり、立ったとき。


「………え?」


ドアに、城島君が立っている。

なんで、いるの?


あたしはさりげなく城島君の横を通り過ぎようとした。

そのとき。

「待てよ」

腕を掴まれ、連れて行かれる。


< 22 / 59 >

この作品をシェア

pagetop