【短編】甘い強引彼氏。
と、決意したものの。
また厄介な噂流れてるし。
「沖浦華と城島光春が破局!?」
とか、してねー。
勝手に大袈裟にされては困る。
余計に謝りにくくなるじゃん……
「前の小テスト返すぞぉ」
ちっ、めんどくせー。
俺が呼ばれ、テストを受け取り席に戻るときだった。
合った。
華と目が合った。
んだけども、逸らした。
俺が。
だって、どうすりゃいーの?
気まずいだけじゃん。
だけど、逸らしたあと華の顔みたら、すげー寂しそうな顔してた。