虹色パウダー
「え~っと。今日の放課後の面談は…… 3人だったな。ちゃんと残っておくように。他の生徒はすみやかに下校しなさい」
誰も顔を上げず、明らかにトボ助は嫌われている。
桜子は、雪乃ちゃんと顔を見合わせて、『嫌だ~』って顔をしていた。
桜子の面談は1番最後。
それもトボ助の作戦のようで、納得いかない。
個人面談が始まった。
桜子の番になり、僕はサッキーと雪乃ちゃんと一緒に廊下にしゃがんだ。
「え……どうして、涼太君が??」
サッキーは、少し離れた廊下にしゃがみ込む涼太君を発見して驚いていた。
数分すると、淳平がやってきた。
サッキーは淳平を手招きして呼んだ。
「何してんの?」
淳平は、親指で教室を指差した。
「中で桜子が面談してるだろ?俺と涼太が守る役目なんだよ。な、涼太!!」