まりぉchanの秘密。
「美優お姉様は、なんでそんなことをするのですか?」
あたしは、いつの間にかとても低い声を出しながら聞いていた。
だって、中森がそんなことするなんて到底思えない。だから、あり得るとしたら美優お姉様が指示させたに違いなかったからだ。
「違うわよ。あなたたちのことを思って…」
「それは……あたしの過去を知っての思いですか?」
だって、美優お姉様も知ってるから。あたしのあの出来事を。だから、余計に許せなかった。
「ぁ…ごめんなさい。でも、真莉乃は将来箕宅家の後継者になるんだもの。会える機会は少なくなると思っていたほうが身のためよ?」
そう言って、ふわふわに巻いてある栗色の髪を揺らしながら美優お姉様は出て行った。