可愛い彼女と不良な彼氏

「でもさーどうすんの?」

急に龍が思い出したように言った。

「何が?」

「修学旅行!」

「へっ?」

「部屋っ!一緒でしょ?」

そうだった;

「あっでも2部屋でひとつみたいだからその部屋どうしの通路を通れなくすればいいんだよー!」

「さすがのんちゃん!頭いーっ♪」

のんちゃんは可愛く笑った。


「またこんなこと起きねーように俺らで何とかするから。」

と龍。

「そうだな。龍、たのむ。」

「あぁ」

「じゃあ帰りますか」

「そうしよっ」

その一言でみんな帰ることにした。

「じゃあね~」

「ばいばーい」

私と翔は手を繋いで帰った。

「翔?」

「ん?」

「ありがとね。」

「あぁ。お前が無事で良かった。」

「うん。翔のおかげだよ。」


そう言って、私は、少し背伸びをして翔のほっぺにキスをした。


「お前、不意打ちなんていい度胸じゃねーか!」


翔はそう言って私に甘い甘いキスをした。


「ばっばか!道ばたでするなんて…」

「道ばたじゃなければいいのか?」

翔は少し意地悪な笑顔で言った。

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