『遠距離恋愛のしかた』
当たりを探す…。
こっちも…
あっちも…
そっちも…
首をフル回転したけれど、長谷川さんらしき人はいなかった。
良かった…。
『ねぇ、どこ行くの?』
『どこって…待ち合わせ!』
『誰?俺の知ってる人?』
『なんでいちいち信平にいわなきゃいけないの?』
『だって…』
『だって?』
私の質問には答えず、信平は少しの間と、目が鋭くなって睨む顔になった。
一点を見つめる信平…。
つられて私も信平の視線の先を見た。
視線の先には…
長谷川さん…。
長谷川さんも信平をじっと見つめ…
なんとも言えない変な空気が流れた。