『遠距離恋愛のしかた』
私は慌てて、信平から離れた。
また…また勘違いされちゃう!!
背中にジットリ嫌な汗…。
一歩一歩…
長谷川さんが近づいて来る。
どうしよう!
焦って、どうしたらいいかわかんない。
目の前まで来た長谷川さんは、
隣に信平がいるのに、完全に信平を無視して、
『待たせちゃったね。』
って私にニッコリ微笑んだ。
『…あっあの…』
この状況が飲み込めない私は吃るばかり…。
『渚、店員さんと待ち合わせってことは、バイト?』
信平は無視されたのが気にくわなかったのか、見せ付けるかのようにまた私の肩を引き寄せた。