不良×依存症



嘘…!


酒巻って明菜のことが好きだったの!?


で、明菜もOKしちゃったよ!



2人を見れば、2つの陰が1つに重なるところだった…。



これって、キス?



びっくりして思わず、よろめいてしまった。


「あ、危ない!」


なっちゃんの腕が伸びたが、間に合わず。



あたしの頭が木にゴツーンとヒット!



「いったーい!もう最悪ー!」


あたしは頭をおさえ、木にやつあたりで蹴りまくった。



「おい、ばか!」


なっちゃんがあたしを引っ張り、しゃがませようとするが、あたしの視線は酒巻とバチッとあった。


「央…!?」


酒巻が慌てて、明菜から離れた。



………バレちゃった。



なっちゃんはハァとため息をつき、陸はあたしを睨む。



うぅ。

ごめんなさい!



「あ、お二人さん続けてどーぞ」


陸が明菜と酒巻に、手を振った。



< 324 / 346 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop