あたしとあいつの1週間♡
「翔太さぁ、陽菜のことどう思う??」



思い切って聞いてみた。



「可愛いんじゃね??付き合いたいと思うよ??お前の・・・」
「翔太のバカッ!!!」



翔太の言葉を遮りあたしは
翔太を振り払い走り出した。



「こころ??!!」



翔太の驚いた声。
そんな声が今では悲しく聞こえるよ。
翔太はあたしと付き合っているのにね。
陽菜とも付き合いたいって思うんだ??
最悪だよ・・・・・。
あたしなんてもうどうでもいいのかな・・・・??



「待てよ!!」



よろよろと走っていると翔太に見つかり
腕を捕まれた。



「・・・・・・何??」
「何だよ、いきなり走りだすし・・・」
「翔太はさ、陽菜と付き合いたいんでしょ??」
「・・・・・・・は??」
「あたしと付き合っているのに陽菜とも
 付き合いたいんでしょ??」
「・・・・何言って・・・・」
「だって、そう言ったじゃん!!??」
「・・・・・こころ、落ち着けよ」
「付き合いたいんでしょ??あたしとなんか
 付き合ってないで陽菜と付き合えばいいじゃん!!」
「こころ、俺の話を聞けって!!」
「話??!!別れ話?そうだよね、陽菜が好きなんだもんね。」
「こころ!!」




思ってもいない言葉がどんどん出てくる。



その時-



「お前らぁ!!何やってるんだぁ-!!!!!」
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