WILL
リーダー『ちょ、ちょっと待ちなさい!。』

灰色の国を銀色に染める雪の中を空の色の髪をした雪のように綺麗な少女が走ってきた。

リーダー『ま、はぁ、待ちなさい。はぁ。』

息切れしながら喋るのはリーダーだった。

『・・・?何ですか?』

リーダー『この吹雪の中、帰るのは危険だわ。それに君はこの前倒れたばかりよ。1人でこの銀の山を下りるのは無理よ。』

『で、でも』

リーダー『家に来なさい。料理くらい私が作るわ。』
むきになって言うリーダーの顔は赤くなっていた。
< 138 / 207 >

この作品をシェア

pagetop