―夏桜...―
―頼まれたから...。暇だったから...。給料が良さそうだったから...。


たくさんの理由...。
けど...すごく軽い気持ちだったんだ...―。




―生きたいっ!...―。

これだけの理由...。
けど...すごく真剣な気持ちだったんだ...―。


―『人合わせの為の簡単な事...?』


―『死の恐怖と闘う難しい事...?』

俺とアイツには...こんな差があった...――――。



           ___________________




―「えっと...名前は~」

 「確認とかウザっ!」

名前の確認...。
担当患者に最初にする事...を
簡単に拒否された。


―外科での初めての患者...恋華(レンカ)との最初の対面...。
『1度でも不良やってて良かった』と思った...―。



―「あ、俺...今日から担当の箏婁っ!よろしく。」

 「......」

担当者...自分の紹介。
元不良ってのがあって...敬語なしで紹介した。
...てか、さっきの恋華の対応で気を使う気が無くなった。

けど...完璧に彼女からの言葉は、無かった。


―外科での初めて恋華を知って...
自分が不良やってた事に初めて少し後悔もした...―。


 




 





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