わたあめ―kimi to hajimete―

ダイキライ




――翌日――



私は早起きをして、
家を出た。
アキには書き置きを残して。


『アキへ。
おはよう。
昨日はありがとう。
鞄を置いたままだから
先に行くね。
朝ご飯、温めてからたべてね♪
行ってきまーす!
カノ。』






学校に着くと急いで
職員室に向かった。



だけど――



(あれ?鍵がない……。)



鍵がないということは、
既に誰かが教室にいるということだ。


私は重い足取りで教室に向かった。



―ガラッ―



私は教室のドアを少しだけ開けて中を覗いてみた。




そこに居たのは――――
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