ずっと欲しかったモノ~ひねくれgirlの恋~



 。


    。






いくら拭き取っても


拭き取っても


涙は止まらない。


「あたし…


もしかして…」


手すりから身を乗り出す。


サッカー少年が目にとまる。


「あいつのこと好きだったんだ…」


あたしは


自分の腕に目を埋める。


「こんな気持ちに気付いたって


もう遅いんだよ。


紫苑のものになっちゃったじゃん!!」


あたしは


思いっきり泣いた。


何回涙を流しても


何回大声で叫んでも


あたしの苦しみは


なくなってはくれなかった。


「ねぇ


あたしのこと


どう思ってたの??」



サッカー少年なんていないのにさ。


こんなこと聞いてどうすんの??


って感じ??



< 73 / 116 >

この作品をシェア

pagetop