ふるーつみっくす


ちょっと離れただけなのに
無性に話したくなった

近くにいきたいって
強く思った。




―席替えをした日から
なんだか変わった気がする

もうノートをわざわざ
見られることもないし

わざわざあたしのとこまで
くる必要なんてないんだから

なんだか
話しかけられなくなった。

だけど美術だけは違った



「お前、絵のセンスねぇな」

「はっ!?」

美術の席は
変わらないから

「ちょっと貸してみ。」

あたしの紙と
おいてあった紙コップをとった

北田はスラスラ
かいていって
あたしの予想をはるかに
越えていた

「北田、すげぇじゃん!!」

「今頃かよ〜っ」

なんていって笑った。

その笑顔に
胸が苦しくなる
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