ふるーつみっくす





―――――次の日

「ゆりか〜、おはよ!」

いつものように
千絵が遅めの登校。

よしこちゃんは
顔を伏せてしまった

「千絵、話あるんだけど」

一瞬、千絵の目が
よしこちゃんを見たのを
見逃さなかった

「なっ何?」

明らかに動揺してるし

「あのさあ〜、これ何?」

千絵の前に
小さな紙を突き出した。

「えっ、何これ〜。
まじ有り得ないよ、誰が書いたの?」

「千絵でしょっ。
何ふざけてんの。
明らか動揺してんじゃん!」

教室が静まり返る

よしこちゃんは
今にも泣きそうだった。

「はっ!?
友達疑うとかまじありえね〜」

けらけら笑い出す千絵。

「ふざけんじゃねーよ!!」

千絵が一歩ひいた

あたし今
昔のあたしだった…

ひいたのは
千絵だけじゃなかった

振り向くと
そこには北田がいて
目を丸くしてこっちを見ていた

あたし我慢してたのに

変われたと
思ってたのに…

意味分かんない

「ゆりかちゃん、
もう、いいよ…」

よしこちゃんが
静かな教室で
小さな声であたしに伝えた
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