神人~神人になった理由~
『教室で待ってるね』
買い物帰りに先生に言われ、バースは誕生日の日に学校に来た。
夜八時。誰もいない廊下を歩く。
怖くわなかったけど、誰もいないとそれなりに不気味だった。
「何も夜にやらなくても」
昼間だと誰かいる可能性があり、夜のが見付かりにくいと先生が言ったので、夜になった。
でも夜でも嬉しい。一人だけど自分の生まれた日を祝ってくれる。この世に生まれた事を喜んでくれる。
大好きな先生に。
バースの教室が見えてきた。
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