神人~神人になった理由~
雪で覆われた街に飛び出し、バースは崩れ落ちた。
「くそ…」
涙が止まらない。悲しいのか悔しいのか分からないけど、涙が止まらない。
「バース?」
優しい声に振り向くと、そこに先生が立っていた。
「あ…」
血なんか一滴も流さず、元気な姿で立っている。
涙のせいで見間違えてると思い、涙を拭って見てみるが確かに先生だ。大好きな。
「こんな所で何してるの?」
「先生…殺されたんじゃ…」
「殺された?私が?」
すると先生は笑った。
「何言ってるの?私は死んでる?死んでないでしょ?もう、止めてよ」
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