神人~神人になった理由~
「無駄だよ。君はここで死ぬんだよ」
バースはそんな男の言葉よりも、教会に疑問を抱いていた。
ナスカさんはどうして来てくれない。この街を守ってくれるんじゃないのか?神人は魔国から守ってくれるんじゃないのか?
「何で…誰も来てくれないんだ…」
ちぎれた受話器を持ったまま、バースは呟いた。
憧れた神人はこんなものだったのか。
「ふっ」
バカバカしい。私はこんなものに憧れ、なろうとしていたのか。
「何やってたんだろうな…私は」
「死ね」
男が剣の刃を伸ばして来た。
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