Happy Days
でも後少しの勇気がでない

あと少し勇気があったら1時間待たなくてもあつしを呼び戻して話を聞けるのに…

その時

ブーブーブー

ケータイが鳴る


<受信:ナミ>

ハッピーバースデイあみ☆幸せな誕生日過ごしてるぅ?


ナミからのメールを見て私はすぐに電話をした

プルルルル


「はい!もしもし!」

「うっ…えっ…」

「あみ泣いてるの?もしかして喧嘩でもしたの?」

「ナミ…あのね…っ」


私は泣きながら全てを話した


ナミはただ黙って聞いてくれた

一通り話し終わるとナミが話し始めた

「あみはどうしたいの?あつしさんからさやかさんとのこと聞いて嫌いになったの?」


「なって…ない…」


「だったら答えはもう出てるじゃん」

「でも…怖いんだ…あつしはまださわかさんの事好きなんじゃないかって…」

「あつしさんは絶対あみの事好きだとおもう。あたしは、いつもあみとあつしさんを見てたから分かるよ。あつしさんあみの事見るときめっちゃ優しい目で見てるもん。あの目に嘘はないと思う。あみにあげた写真立て今持ってる?」

「うん。あつしに見せたくて持ってきた」

「今その写真たてに誰との写真を飾りたい?」

「あつ…し」
< 35 / 54 >

この作品をシェア

pagetop