天然100%
いつの間にか、

目が離せなくなっていた。


気が付いたら、

まるで駄目な君の

一生懸命な恋を応援していた。


その全てを壊して、

俺の物にできたら


どんな気分なのだろう。


その真摯な眼差しを、

俺に向けられたら…




…いや、でもあいつの世話をずっとしていたら、疲れるんじゃないか。

毎日忘れられたカバンを届けに右往左往している自分を思い浮かべて揺らいでしまった。


ただ、友達として立ち直るように応援するだけの方が良い気がする。
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