星の旋律、砂の音色
や、やだあああああっ!!!
こ、これ、超くっついちゃうっ!!
恥ずかしすぎる~~!!
「ちょっと、これ、ドキドキするっしょ?」
砂野君がいたずらっこな笑顔で振り返る。
そんなこと言ったら余計にドキドキするぅ!
だけど、乙女な反応したのは、最初だった。
「ぎゃあああああああああああああッ!!」
「ぃやあああああああああああああッ!!」
「死んじゃうぅぅぅううううううううううううッ!!」
「…うるせぇ!!」
初めてのバイクは、ドキドキとか恥かしいとか
…そんな甘いもんじゃなかった。