スカイ・フラワー
自分の感情
「あぶねーぞっ」

俺は高円寺の肩を自分の方に寄せて壁に寄り掛かった。

「下ばっか見んなよ?」

「ご、ごめんなさいっっ…」

「高円寺っていつも噛むよな」

俺は少し笑うと手を離して歩き出した。

「……ありがと」
(心臓が…バクバクしてるっ…)

「あぁ」




そして、高円寺の家についた。豪邸だ。

「でっか……」

「そんな事ないよっ」

「てか、高円寺ん家って案外学校に近いんだな」

「う、うん」

「じゃ、またな」

「あ…送ってくれてありがとっ!じゃあね」

俺は軽く手を振って、その場をあとにした。
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