幕末恋々
「私も・・・歳三を一生愛し続けるよ・・・。」










私はこの時初めて土方さんではなく歳三と呼んだ。










「恋・・・・」











土方さんの唇が優しく私の唇に当たる。









久し振りの感触に色々な思いがこみ上げてきて涙が溢れた。








キスの合間に目を少し開ける。






目の前には愛おしい土方さんの顔、そしてその後ろには堂々とだけど控えめに私たちを照らす月・・・・・。









この時の景色は絶対に忘れない---------。







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