Secret Prince
誰かが近付いてくる気配がする。
まだ、瞼が開き切っていないから、誰かは分からない。












「……ん…………?」


俺は、まだ、覚醒し切っていなかった。
心も身体も、まだおぼろげな意識を保っていた。


































ふわり、と横髪を掻き上げられるのを感じた、と同時、
ふうっと耳元に吹きかけられる熱い吐息。















強烈な目眩がした。
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