Secret Prince
あの事を知られたら、あまり宜しくはないんだけど、……退屈な学園生活の、
暇潰しくらいにはなりそうな確信があった。
いや、寧ろ、この毛並みの違った子猫が、実は、俺達の探し求めていた人なのかも
しれない。

























つい、浮かべた微笑み。
親衛隊とかだったら失神するようなそれに、彼が感じたのは、……恐怖、かな。
悪戯を企む子供のようなそれに、俺の素顔を知っている者は、
誰ともなく恐怖するものだ。



































あーあ、俺ってば、嫌われちゃった?
ねぇ、君は、こんな俺の事、どう思う?
軽蔑する?
それとも、愛しいと思う?


































自分の世界に入ってしまいそうになった所で、しかし、俺は、案内役という、
今日の役割を思い出し、すぐに、我に返った。
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