Secret Prince
ミーシャは、申し訳なさそうに謝ってきた。
そんな風に言われたら、まるで、俺が、
悪者みたいじゃねえかよ。























「もう、・・・・・・・・・・良いよ。
 分かったから、・・・行こう?」



俺は、はぁ、と盛大な溜息をついて、
ミーシャを宥めた。
そうしたら、背後に花でも咲いたかのような
笑顔を見せてくれた。




























「ありがとな、ビオラ。
 俺、お前の事、絶対大事にするから。」



そう言って、今度は、優しく抱きしめてきた。
俺も、今度は素直に受け入れ、初めての友達が
与えてくれた、初めての温もりに酔いしれた。




























そして、俺達は、再び歩き出した。
・・・・・・・・どこへ向かうかは、あえて言うならば、
ミーシャしか知らない。



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