Secret Prince
その日は、特に何事もなく終わった。
先に行ったから、悠里に「どうしたの?」って
聞かれたけど、適当にごまかしておいた。





「ん~、まぁ、・・・・・・気まぐれ?」




とか、何とか言ってな。
意外にあっさり納得してくれて、ホッとした。
何でかは分からないけど、こいつには、無駄な心配を
かけたくないって思ったから。
ただ、ほんのちょっとだけ。





































「良かったぁ。
 どうしたのかなぁと思って心配だったから。
 何でもないんなら、良かった・・・・・・・。」




と言って天使様も真っ青になるくらいの極上の微笑みを
見せてくれた悠里には、嘘をついた事が、罪悪感となって
残ったが。
< 532 / 644 >

この作品をシェア

pagetop