Secret Prince
「なっ、生意気なんだよ、あんたは!
 本当に、一体、どんなコネを使ったって
 言うんだよ!?
 僕達親衛隊は、仕えるべき人を守るのが
 使命なんだよ。
 あんたみたいな生意気で平凡な奴が、
 廉様のような素晴らしい方の傍に近付くのが
 許せないんだよ。
 この際だから、廉様の親衛隊を代表して、
 隊長として言わせてもらうけど、僕達は、
 あんたの存在が気に入らない。
 あんたの事が大嫌いなんだよ!」






言いながら、俺に掴みかかってくる。
胸倉を掴んで、嫉妬と恨みと怒りを混ぜこぜにしたような、
殺気めいた瞳で睨みつけてくる。
・・・・・・・・・・そこまで感情的に嫌悪するのなら、
俺も本気出していきますか。
 



































俺は、胸倉を掴まれたまま、表情一つ変えずに、
声をコントロールしながら、静かに言い放つ。




「そこまで嫌悪しなくても良いでしょう。
 俺の人格や、その他の事を、全て見ているわけでも
 ないというのに。
 あまりにも、一方的すぎると思いませんか?
 それから、俺は、あんたじゃありませんよ。
 仮にも、栗代藍斗という名前もありますから、
 その呼び方は、・・・・・・気に入らないですね。」
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