モテるあいつ。
顔を覗き込むと、いきなり聖斗は顔をあげて顔を近づけてきた。



そして…


少し深めに唇が重なる。



あの時…サッカーの大会のときと同じ味。



幸せな味……。



「俺はこのくらいしてほしかったな~ぁ?」


聖斗は口を離すとそう言った。


「えーっ、そこまでは無理だよ~…!}

と言いつつも、私は思った。





今が、人生でいちばん幸せ…



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