何度でも Lovin' you!~season 1~
いつの間にかあいつは私との間合いをどんどん詰めていくと、私に顔を近づけ、
『俺…お前に惚れた!!!!』
そう言って私を見つめるあいつの熱を帯びた瞳に、心臓がドキドキと激しい鼓動を繰り返す。
えぇぇぇ!!!?
嘘…
嘘でしょう!!!?
「わ、私のことからかってるの?
言ったでしょ?私はあなたの客じゃないんから!
そんなこと言われても信用できないの!!!」
負けじとあいつに強い視線を返すと、
『あのさ…マジで口説いてるんだけど…』
真剣な顔をしたあいつはハァーッと大きなため息を吐くと、
『いくらホストでも、俺は好きでもない女とはキスなんてしない。
俺にだってプライドはある。
俺の甘い囁きとキスは、優季…お前のためだけにある』