恋の花びら
「あのさ、
仕事サボってた大喜のたまった仕事だよね」
「そのとうり。
しかし俺は仕事をサボってたわけではないよ。
生徒会の先輩の話し相手という大切な仕事をしてました」
つまり喋ってて出来なかったってことだ。
なんでこんなのが生徒会にいるんだろ。
「わかった。
半分やっとく」
私は渡された資料を半分だけとり、
あとの半分を大喜に渡して歩き出した。
「全部じゃなくて?」
「当たり前。
やって貰えるだけ感謝してよ」
「ケチー」
隣を歩く大喜が不服そうについてくる。