恋の花びら
その後も2人は転々と店を回る。
しかしどこへいっても2人は何も買わずに出てくる。
結局、
最初の店に戻って何かを買ってファーストフード店に入った。
「裕也って、束縛激しいタイプだな」
紫織たちとは少し離れた場所におさまり、
2人を観察する俺をみて大喜が言う。
「別れたらストーカー決定だな。
今もそれに近いけど」
俺の奢ったポテトをつまみ口の中へ坦々と運ぶ。
「うっせーな。
それだけ俺の愛は大きいんだよ」
「重々だな」