ずっとずっと・・・
───美帆────
小さい頃、私は弘也が大好きだった
幼いながら、本気だった
気持ちを伝えようと決心もした
けれど弘也は、サヨナラも言わずに
引っ越して行った
大好きな弘也・・・
美帆はあれから毎日泣いた
悲しくて悔しくて・・・
早く気持ちを伝えれなかった自分を
責めたコトもあった
私はそれから自分を隠すようになった
お父さんに「そんなコトするな」といわれたけど
心は閉ざしていたので
イジメの対照となってしまった
友達も出来ず、中学からは
『違う土地で新しい生活を凄したい』と
両親に懇願したのだ