はじめての…
「ハル~めっちゃ不安だよ~どないしよ~」

「とりあえず、クラス分けの紙、見に行こっか」

「そーしよ!」


うちらは
職員玄関の方にある
大きな模造紙に
新一年生のクラス分けが載っていた


そこには既にたくさんの人が集まっている

その紙を見ていると、
誰かに足を思いっきり踏まれた


「わぎゃっ」


うわ、変な声出ちゃった…
恥ずかし~



でも、ダレ?



「ご、ごめんなさい!大丈夫ですか?」



あたしの目の前には、
長身の男の子が少し前かがみになって立っていた。
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